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公式サイト開設記念対談「寺谷一紀を徹底解剖!!」
あれ? ずいぶんイメージ変わりましたね! †
- 赤崎:
- お久しぶりです
- 寺谷:
- そうやね、一年ぶりぐらいかな
- 赤崎:
- なんだか、イメージ変わりましたね
- 寺谷:
- どういう風に?
- 赤崎:
- 若々しくなったというか、さわやか
- 寺谷:
- 今までがそうとちごたんか!!
- 赤崎:
- いえいえ、決してそういうわけでは…(笑)
- 寺谷:
- まあホームページもリニューアルしたし、心機一転、新たなスタートやね
- 赤崎:
- ホント、活躍の場がずいぶん広がりましたね。寝る時間ありますか?
- 寺谷:
- 毎日7〜8時間は寝てるで
- 赤崎:
- すごい!! NHK時代から感じてましたけど、相変わらず要領がいいというか(笑)
時間の使い方が上手ですよね - 寺谷:
- 夜遊びせえへんから、11時すぎたらベッドの中や。健康的やろ(笑)
おだやかそうに見えて、ものすごいエネルギー持ってますよね †

- 赤崎:
- やっぱり、独立して良かったですか?
- 寺谷:
- そうやね。もちろん不安もあったけど、自分のやりたいことができるという歓びの方が大きかった
いまは、ホンマに良かったと実感してる - 赤崎:
- 普通なら安定を選ぶけれど、そうしないところが大胆というか冒険というか、すごいですよね
- 寺谷:
- 昔から、人と同じは嫌いやねん
日本人はみんな一緒やと安心するみたいやけど、ボクは、まわりが何といおうと、自分が信じた道を突き進む
カッコつけるのもいややし、タテマエよりはホンネを大事にしたいし、まあ、やんちゃというか、大阪弁で言う“いちびり”の典型やね(笑)
あと、大きな組織の歯車のひとつでいるよりは、小さくても自分がリーダーになれる環境で生きたい - 赤崎:
- 寺谷さんは、一見おだやかで温厚そうに見えるけど、ものすごいエネルギーを秘めていらっしゃいますね
- 寺谷:
- 怒らせたら恐いんやで
- 赤崎:
- それはよく知ってます(笑) でも滅多に怒らないでしょ?
- 寺谷:
- 怒るというより、理不尽なことが許せない
古風といわれるかも知れんけど、義理や人情、礼儀や節度は大切。ポイントはそこやね
やっぱりオーラがあって、嫌われたら運が落ちそう… †
- 赤崎:
- 会社経営という点でも手腕を発揮されてますけど、大変じゃないですか?
- 寺谷:
- 毎日が勉強の連続やね
- 赤崎:
- 何かこう、自分の中で変わったという点はありますか?
- 寺谷:
- 二つの教訓を学んだね
一つは、人間は失敗してはじめて強くなるということ
もう一つは、人の痛みがわかるようにならないといけないということ - 赤崎:
- 私の寺谷さんのイメージは、NHK時代から、どんな時も順風満帆で、
何をしてもパーフェクトというものだったんですが… - 寺谷:
- なかなかどうして、そんな人はおらんよ。表に出すか出さへんかの違いやね
でも、今までになかった経験をイヤというほどしたから、それが大きいな - 赤崎:
- 見た目はお若くなったのに、中身は熟成されたんですね(笑)
- 寺谷:
- 人生まだ半分やし、これからが勝負やからな
- 赤崎:
- ただ、こういっては何ですが、持ち前の運の強さというのもありますよね
私の知る限りでは、寺谷さんは、最強の運勢の持ち主なんですが - 寺谷:
- えらい大げさやな(笑) まあしかし、特に信仰とかはないけど、神仏やご先祖様にはつねに感謝してるし、
仕事でおじゃました場所に神社さんとかがあったら、必ずお参りしてご挨拶する
誰に教わるでもなく、昔からそうやってたな - 赤崎:
- NHKも、寺谷さんがやめたとたん、前代未聞の不祥事続きですものね
- 寺谷:
- それはボクと関係ないと思うけど(笑)
- 赤崎:
- でもやっぱり、寺谷さんってオーラがあるし、嫌われたら運が落ちそう…
- 寺谷:
- 君は大丈夫や。結婚披露宴の司会もボクがしてるし(笑)
こんな先生に教えてもらって、学生さんがうらやましいな †

- 赤崎:
- 大学で教えたり講演をされたりと、先生としても忙しそうですね
- 寺谷:
- 教えることは好きやね。自分のスキルアップにもつながるし
- 赤崎:
- 寺谷さんなら、学生さんにも人気ありそう。モテるでしょ(笑)!?
- 寺谷:
- ご想像におまかせします(笑)
でも、教え子の中には、テレビ局などのマスコミで活躍している子も何人かいて嬉しいね
先生冥利に尽きるというか、指導したかいがあったなぁと… - 赤崎:
- 今の若い人たちを見ていてどうですか?
- 寺谷:
- 意外に真面目な子が多い
小さくまとまっているというか、おとなしい - 赤崎:
- メディアの世界でやっていくには心もとない?
- 寺谷:
- そうやね。むしろ偏差値が高くて賢い子ほど、この世界で力を出すのは難しいかな
- 赤崎:
- それはどういうことですか?
- 寺谷:
- 中途半端にプライドが高いからね
就職なんかで失敗して自分を否定されると、すぐにあきらめてしまう
いきたい世界があるのに、そこから目をそらして、大学院に進学するとか、
留学するとか、いろいろ理由をつけて逃げてしまう - 赤崎:
- 失敗を重ねて、プライドをさらに傷つけられたくないんでしょうね
- 寺谷:
- もっと素直になってほしいね
自分のどこが悪かったのか、何がいけなかったのか、わかっているはずやし
けど、その反省を生かしてやり直すのは、ものすごく勇気のいることやね
まさに自分との戦いで、もがき苦しむことになると思う
でも、一度蹴られた会社をまた受けて、成功するケースもあるんやで
人と人とのコミュニケーションって、すごく大切ですよね †
- 赤崎:
- 寺谷さんは、人当たりが良さそうに見えても、好き嫌いは激しいですよね
- 寺谷:
- 痛いところを突くなぁ(笑) たしかに、ストライクゾーンは狭いね
- 赤崎:
- どういう人が好きなんですか?
- 寺谷:
- まず表裏がないこと。ホンネでものをいってくれる人がいいな
あと、ユーモアとインテリジェンスの両方を持っている人。これは、なかなかいないと思うけど… - 赤崎:
- 逆に、嫌いなタイプってありますか?
- 寺谷:
- 対話をせずに、一方的にものごとを決めつけたり、思いこみで行動する人
- 赤崎:
- たしかに、コミュニケーションって大切ですよね
- 寺谷:
- ボクがいま一番大事にしているのがそれ
経営している会社内にも、ボクが考えた、コミュニケーションの“五箇条”を額に入れて張ってある - 赤崎:
- どんな内容なんですか?
- 寺谷:
- “誠意ある自分のことばで”“相手の気持ちをよく考えて”“主語と述語を明確に”
“具体的にわかりやすく”“組み立てを考えて”伝えよう、というもの - 赤崎:
- 全部できたらすごいですね
- 寺谷:
- もちろん、完璧にやれとはいわない。意識するだけでも効果はあると思うし
とにかく、意志の疎通がなければ、どんなこともうまくいくわけがない
特に恐いのが“思いこみ”やね。状況というものは、どんどん変わっていくし、
予想外の展開になることもある。そういう時に、自分だけで勝手に行動すれば、
まわりにも大きな迷惑をかけるかもしれない
たとえ苦手な相手でも、コミュニケーションは最低限のルールやね - 赤崎:
- なんだか、厳しい“社長の顔”になってきましたね(笑)
- 寺谷:
- いうとくけど、ボクは“鬼社長”やないで(笑)
神様やないねんから、ボクが失敗することもあるし、偉そうにはできん
だからみんなに、一度は失敗してもかまへんで、萎縮せんでもええ、というてる
リセットして、一から出直す気持ちがあれば、むしろそれを評価したいな
さすが、生まれながらのエンターテイナーなんですね †
- 赤崎:
- それにしても、寺谷さん自身、本当にお話がわかりやすいですよね
- 寺谷:
- 何といっても、口から生まれた大阪人やからな(笑)
- 赤崎:
- 最後に、アナウンサーとして心がけていることを教えてください
- 寺谷:
- どんなときにも“サービス精神”だけは忘れない、これにつきるね
視聴者にもスタッフにも、みんなに喜んでもらえるような仕事がしたい - 赤崎:
- 根っからのエンターテイナーなんですね
- 寺谷:
- 亡くなった母がタカラジェンヌやったから、そのDNAを受けついでいるのかな
アナウンサーに限らず、自分がいま関わっている仕事はすべて、どんな小さなものであっても、
喜んでもらってナンボやと信じてる
どれだけたくさんの笑顔をつくれるか、これからがホンマの真剣勝負やで!!
2007年8月 ウエスティンホテル大阪にて
